新しくバイトをはじめてみたものの「想像していたよりしんどい・・・」「人間関係がうまくいかない」といった理由で、はじめてすぐにバイトを辞めようかなと悩んでいる方もいるかもしれません。
この記事では、そもそもバイトが辞められるかや、トラブルになりにくい辞め方、辞める意思の伝え方を解説していきます。
バイトは1ヶ月で辞められる?
では、そもそもバイトは1ヶ月で辞められるのでしょうか?
ここでは以下について解説していきます。
- ・バイトは1ヶ月で辞められる
- ・バイトを1ヶ月で辞めるには?
バイトは1ヶ月で辞められる
バイトを1ヶ月で辞めることは可能です。
ただし、そのためには「やむをえない事情がある場合」か、もしくは「雇用主との合意が取れた場合」のいずれかである必要があります。
「やむを得ない事情」には体調不良や家庭の事情、学業との両立困難、引っ越しなどの理由が含まれます。
さらに、パワハラ・セクハラ・契約時との労働条件の相違(給与・労働時間)なども該当するため、ほとんどのトラブルや退職理由は「やむを得ない理由」として扱われます。
したがって、ただ単に「めんどくさくなった」「飽きた」といった理由では「やむを得ない理由」としては認められづらいことに注意が必要です。
また、「雇用主との合意が取れた場合」はいかなる理由でも退職可能ですが、納得感のない理由では引き止められたり、トラブルになる可能性があります。
円満に退職するためには、たとえ本音が違っても「やむを得ない理由」で相談してみることが良いでしょう。
バイトを1ヶ月で辞めるには?
バイトを1ヶ月で辞めるためには「やむを得ない事情」か、「雇用主との合意が取れた場合」です。
特に「やむを得ない事情」がある場合には雇用主の合意がなくても退職できます。
ですので、「退職したいことを伝えづらい」や「伝えるのが面倒だ」といった理由では、法的な「やむを得ない事情」には該当せず、雇用主の合意なしに即日退職する権利は認められません。
このような自己都合の場合、原則として「退職希望日の2週間前(あるいは契約で定められた期間)」までに申し出を行い、会社のルールに従って手続きを進める必要があります。
もし連絡なしでバイトに行かなくなったり強引に辞めてしまうと、無断欠勤扱いになったり、稀ではありますがトラブルに発展したりするリスクもゼロではありません。
バイトを辞める際はしっかり理由を伝えるようにしましょう。
バイトを1ヶ月で辞めるときに考えるポイント
ここからはバイトを1ヶ月で辞めるときに考えるポイントについて解説していきます。
バイトを1ヶ月で辞めるときに考えるポイントは以下の通りです。
- 本当に辞めなければならない理由か
- 辞めても生活が成り立つか
本当に辞めなければならない理由か
バイトを辞める場合、辞めたい理由が「本当に今すぐ辞めなければならないほどの理由」かを考えるようにしましょう。
せっかく採用されたバイトをすぐに辞め、再度一から探し直すことは多大な時間と体力を要するからです。
心身を壊すほどの「やむを得ない理由」があるのに続ける必要は全くありませんが、以下のような理由では退職を即決する前に改善策がないか一度冷静になって考えてみましょう。
例えば「学業・サークルとの両立が困難」という場合、シフトに入る日数や労働時間を減らすことで対解決できるかもしれません。
また、単に「人間関係がうまくいかない」や「仕事が覚えられない」といった悩みも、はじめて1ヶ月の場合は新しい環境に慣れていないだけのことも少なくありません。
そのような場合は自分だけで「もう無理だ」と決めつけてしまうのではなく、店長や先輩など信頼できる人に相談することで状況が好転することがあります。
辞めても生活に困らないほどの蓄えがあるか
退職を決断する前に、「次の仕事が見つかるまで、あるいは次の給料が入るまでの生活費」をカバーできる蓄えがあるかを必ず確認しましょう。
たとえ今のバイトが嫌でたまらなくても、辞めた直後に生活が困窮してしまうと、焦りから自分に合わない職場を再び選んでしまうという悪循環に陥りかねません。
今の貯蓄でどれくらいの期間生活できるのか、冷静にシミュレーションしておくことが大切です。
一方で、心身に支障をきたすほどの深刻な状況であれば、話は別です。
パワハラや過度なストレス、あるいは体調不良といった「やむを得ない理由」がある場合は、貯蓄の有無にかかわらず、自分を守るために一刻も早い退職を優先してください。
お金の問題は、家族や友人の助けを借りたり、自治体の窓口に相談したりすることで解決の糸口が見つかることもあります。
しかし、一度壊れてしまった心身の健康を取り戻すには、長い時間が必要になります。
このような場合は「まだ1ヶ月だから」と無理をして取り返しのつかない状況になる前に、周囲を頼ってでも立ち止まる勇気を持つようにしましょう。
【例文あり】バイトを1ヶ月で辞めるときの伝え方
ここでは、実際にバイトを辞めるときの伝え方について解説します。
- 退職の意思は基本対面で伝える
- 【例文】バイトを1ヶ月で辞めるときの伝え方
退職の意思は基本対面で伝える
バイトを辞める意思を伝えることは非常に勇気がいることです。
「1ヶ月で辞めるのは申し訳ない」「怒られたらどうしよう」などと不安に思うのは自然なことですが、マナーを守って伝えることで、スムーズに退職が進みます。
まず、退職の意思はできる限り「対面」で伝えることが基本です。
直接会って話すことで誠意が伝わる上に、勘違いや無用な感情トラブルを起こす可能性が低いです。
制服の返却や最終出勤日、退職の手続きなどもその場で一度に確認できるため退職をスムーズにすることができます。
一方で、心身の不調やハラスメントが原因で職場に行くこと自体が困難な場合は、電話やメール(LINE)で連絡するようにしましょう。
その場合は、「本来は直接お伺いすべきところ、体調の都合により書面(または連絡)にて失礼いたします」などと一言お詫びを添えると、誠実さが伝わります。
【例文】バイトを1ヶ月で辞めるときの伝え方
バイトを辞める際は、相手に「それなら仕方ない」と思ってもらえるよう、できるだけ角が立たない伝え方を心がけましょう。
ここでは、そのまま使える例文をシチュエーション別に紹介します。
1. 学業・本業を理由にする場合
学生やダブルワークの方にとっては最も納得感を持ってもらいやすい理由です。
また、就職活動に集中することをきっかけに退職を考えている学生も”学業”を”就活”に変えることで理由として使うことができます。
「実は学業(本業)との両立が想像以上に難しく、このままではどちらも疎かになってしまうと感じております。大変心苦しいのですが、学業に専念するため、辞めさせていただきたくご相談に伺いました。」
2. 体調不良を理由にする場合
この際、必ずしも具体的な病名を伝える必要はありません。
具体的な病名を伏せても、「継続が困難である」ことを伝えるのがポイントです。
「体調不良が続いており、今の状態ではシフトに入ってご迷惑をおかけしてしまうことが増えると判断いたしました。まずは治療と回復に専念したいため、誠に勝手ながら退職させていただきたく存じます。」
3. 家庭の事情や環境の変化を理由にする場合
「自分の意思だけではどうにもならない」というニュアンスを含めます。
「家庭の急な事情で引っ越すことになり、こちらに通い続けることが難しくなってしまいました。入ったばかりで大変申し訳ないのですが、〇月末(または即日)で退職させていただけないでしょうか。」
どのような理由であっても、退職することに「申し訳ない」という気持ちを出しつつ、できる限り低姿勢で伝えるようにしましょう。
バイトを1ヶ月で辞めるときによくある質問
ここからはバイトを1ヶ月で辞めるときによくある質問を解説します。
よくある質問は以下の通りです。
- バイトを1ヶ月で辞めることは非常識ですか?
- バイトを1ヶ月で辞めたら給料は貰えますか?
- バイトを1ヶ月で辞めるのは甘えですか?
バイトを1ヶ月で辞めることは非常識ですか?
結論、バイトを1ヶ月で辞めることは非常識ではありません。
(パート・アルバイト希望者必見!1ヶ月以内でやめた人はいる?)より引用
このアンケートからわかる通り、アンケートに回答した約半数の人が「パート・アルバイト採用後に1ヶ月以内にやめたことがある。」と答えています。
バイト経験のある人にとって、バイトを1ヶ月で辞めることはそれほど珍しいことではないことがわかりますね。
バイトを1ヶ月で辞めたら給料は貰えますか?
バイトを1ヶ月で辞めた時も働いた分の給料は全額受け取ることができます。
基本的には本来の給与支払日に所定の支払い方法で支払われますが、念の為退職の前に確認しておくことがいいでしょう。
退職するアルバイトに「試用期間・研修中だから給料は出ない」「雇用契約期間満了より前に退職したので給料を差し引く(違約金を支払え)」といった主張をする店長や会社がいますが、これらは全て労働基準法違反です。
もし給料日に振込がなかったり、支払いを拒否されたりした場合は、一人で悩まずに「労働基準監督署」へ相談しましょう。
専門の窓口が、会社に対して支払いの指導を行ってくれます。
バイトを1ヶ月で辞めるのは甘えですか?
バイトを1ヶ月で辞めることは決して甘えではありません。
特に、バイトが原因で心身に悪影響が起きている場合は「バイトをすぐに辞めるのは甘え」などと必要以上に自分を追い込むことはせず、一度バイトから離れて休息することを推奨します。
【まとめ】バイトは1ヶ月で辞められる?|辞めるときのポイント・例文・よくある質問を解説
この記事ではバイトを1ヶ月で辞められるかどうかについて解説しました。
結論、バイトは1ヶ月で辞めることができます。
ただし、次のバイトを見つけることに労力を要することや生活を維持することが難しくなることも考えられるので、やむを得ない理由を除き、一度冷静になって考えるようにしましょう。
また、1ヶ月で辞めた場合も働いた分の給料は支払われる必要があります。
支払われない場合は労働基準法違反に該当するので、労働基準監督署など最寄りの行政機関に相談することが大切です。